五穂はギュッと拳を握り、雨珠に言った。 「ならば…私……自力で、その秘密とやらを暴きます…っ! こんなモヤモヤした気持ちがあっては…張り切って炎尾様にご奉公することも…出来ませんもの…っ!」 【………お前、本当に良い根性してんなぁ…υ】 雨珠が感心したように呟いたとき、 ガラッ 障子が音を立てて開いた。