狐面の主人






シャン……シャン……



「…っ!!」




炎尾に続いて、摩訶不思議な籠から出た五穂がまず驚いたのは、

闇夜に鳴り響く、無数の鈴の音と、


主の帰りを出迎える、何人もの狐面男達だった。



やはり皆、「お帰り」の一言も言わない。