―――数時間後。 「お姉さん!」 「みんな…ごめんね。わざわざ」 「いえ…それで、利琥は?」 利琥のお姉さんは黙って首を振った。 「何があるか分からない。もしかしたら……」 嘘でしょ…? やだよ、そんなの。 まだ…伝えたい事いっぱいあるんだから。 その時だった。 「みんな!利琥…利琥が!!!」 やめてよ。 こんなの……おかしいよ。