◇葉凪◇



あの日…。

私は拓弥に準備室に連れてこられた。


冷たい床に叩きつけられて…拓弥は私に馬乗りになった。



「ぃやっ…!お願い…放して!!」


私が必死に抵抗したら…。

―――バチンッ!


「…っっ!!?」



思いっ切り頬を叩かれた。



「葉凪がいけないんだよ?あんまり抵抗するから」

「痛い…よ…っ」


私は恐怖と痛みと悲しみで泣いてしまった。

「あー…ごめんね、痛かった?泣かないで………俺の、葉凪」


―――ゾクッ


拓弥の豹変に体が震える。

おかしい…逃げなきゃ…。


「拓弥…退いて」



私は震えた声で頼んだ。


「葉凪…初めてなの?」



首を横に振る。

でも、そんな嘘…簡単にバレた。


「大丈夫…俺、慣れてるから。優しくするから…」



慣れてる…?あぁ、拓弥って遊んでんだ。





その後、準備室に響いたのは叫びと……。


私の甘い声。