翌日の学校は、亮の停学の話題で持ちきりだった。
……けど、敵意むき出しの梓が一日中あたしにくっついていたから、直接何か言われたり聞かれたりすることはなかった。
そんな梓のおかげで、笑って過ごせた。
……ただ、昼休みに屋上に行かないのは違和感が残って。
なんだか食欲がなくて、お弁当は食べられなかった。
帰り間際、亮からメールが入った。
初めてのメールに、こんな時なのに胸をときめかせたあたしだったけど……。
そっけない文面に、高鳴った胸が一瞬にしてガックリとテンポを落とす。
『話があるから帰りに寄れ。北村に迎えに行かせるから』
ため息をつきながらケータイを閉じる。
……話、なんだろ。
亮の表情がわからないメールは……、少しの不安を残す。
当番の場所の掃除を終えてから、急いで北村さんの車に乗り込んだ。
緊張した様子のあたしを気遣ってか、北村さんは少し車を走らせたところで小さく笑った。
「大丈夫ですよ。そんなに緊張されなくても。悪い話じゃありません」
「……すみません」
何でもお見通しの北村さんに、恥ずかしくなって笑いながら頭を下げた。



