クレイジーチェリー

兵藤の隣りの富山直樹が口を開いた。「ムジュンてどーゆー意味なんやろ。」6人とも無言になった。それからしばらく江藤も交えて部屋の中で談笑していた。クラシック音楽を気いたり、好きな本の話をしたり。江藤も話すと面白い子だった。目に映る世界に酔っていた。数時間が経ったであろうか。不意に伊藤洋一が黄色い鞄の中から何かを取りだした。