クレイジーチェリー

あたしは言った。「その言葉まで造ってること自体がオカシイ。詩の中で言葉遊びとも取れるとこもあるけど、全体的に何か不気味だよ。」江藤が頷く。美少年3人がクスクス笑った。「姉貴の蛾の話って、あんたにしたっけ。」兵藤が言った。「うん。英文を訳した話でしょ。」「あぁ。その詩の中のワレって言葉が何か引っかかるんやわ。」「何で?」「姉貴、蛾が好きやったから。ガて読むんちゃうやろかって思って。」「深読みし過ぎとちゃうかな。悪いけど、この人に才能は無いよ。オカシイ。」江藤が頷く。「哲学の才能は?」「ない。もっと言えば芸術的才能も文才もない。この人はオカシイと思う。」