車に乗るとすぐに眠ってしまった。起こされたとき目の前はアパートの入り口だった。一回の突き当たりに兵藤の部屋があった。104号までは部屋が3つあった。(兵藤は一人暮らしだったんだ…苦労してるのかも…)素直に、そう思った。部屋の中からはクラッシックの音が洩れていた。「サイレン・ワッツ?」クラッシックの狂想曲である。兵藤は噂と違って本当はとても頭が良いのかも知れない…。 何となくそんな気がした。