クレイジーチェリー


「…」

彼女は訝しげに、あたしを見た。

そして言った。

「そうよ…兵藤よ…。あなたの好きなね…。」

「えっ…?不気味やわ…。」

今度は口に出して思ったことを言った。

公園に誘われたときとは違って。