☆沙羅☆

あ~あ、退屈だなぁ…。

彼氏の龍は退院しちゃったし。

「テレビ見よぉっと」

私は暇すぎて死にそうだったので、テレビを付けた。

「え~と…あれ?この人って…」

テレビの中には柚子がいた。

手錠して、警察に囲まれて、パトカーから出てきた。

『え~今、永見容疑者が出てきました』

柚子…捕まったんだ…。

殺人未遂…だよね?

「てか私、生きてて良かったぁ」

改めて実感する。

あの時、死んだと思ったもん。

柚子の事はこれから先、一生許さない。

私を傷付けたから。

でもその罪を背負って償ってくれればそれで良い。

柚子とは仲良くなりたかったな。

…?

私、何で柚子と知り合ったんだっけ?

確か…柚子は誰かの元カノで…。

……??

私、誰かと付き合ってたような…。

何だ何だ?

「気になる」

「沙羅っ」

「あ、お母さん」

「どうしたの?暇なの?」

「…気になる事があって」

「気になる事?」

お母さんの表情が曇った。