☆沙羅☆

はぁ…。

隣に男がいる、この事実が嫌でしょうがない。

ずっと窓を見て城崎と視線を合わせないようにしていた。

そしたら…。

「宮森サン」

話しかけてきた。

…最っ悪!

とりあえず無視。

「宮森サンってば」

「…」

イライラ、イライラ…。

「おい、宮森!無視すんじゃねぇよ!」

―――ビクッッ!

えぇ…怖すぎ。

「な、何ですか…」

「当てられてるよ」

「…は?」

当てられてる?誰に?

「宮森さん?問3の答えは??」

ひえぇぇっ、数学の川上 kawakami 先生!

一時間目始まってたの!?

全っ然、気付かなかったぁ…。

ちなみに私は、勉学もクラス一優秀ですっっ!

でも話聞いてなかったらもちろん答えられません。

思いっ切りピンチ!!

「宮森さん?どうしましたか?」

「は、はひ!いや、別にっ…」

声を裏返しながら、とりあえず立つ…でも、どうしよう。