――あたしの守りたいもの。 彗と凪と祠稀の笑顔。そしてこの、幸せな場所。 守れた。 そう、思ってた。 再び幸せな日々が待ってると、なんの疑いもなく信じていた。 だけどそれは正しくもあり、正しくはなかった。 ただひとつ言えるのは、4人一緒ならどんなことも乗り越えられる。4人一緒なら、守ることができる。 あたしたちは笑っていた。 代わりなどない空間で、幸せそうに。 幸せの場所で、今日も笑ってる。 .