「俺、目玉焼きは半熟って決まってんだけど」



「何をおっしゃるんですか!

琴弥様の朝食に文句をつけないで下さい、岬様」




朝から飛び散る火花。

目の前で繰り広げられる男のバトルに、あたしは苦笑いをするしかなかった。




岬サマと同居し始めて数週間。



あたしは掃除、洗濯、料理…など、家事に追われる毎日を過ごしている。



岬サマは相変わらずで、今みたいに笹山さんとバトルを繰り広げる事もしばしば。



笹山さんは忙しい中、毎日あたし達の送り迎えを継続してくれている。


そして最近では、あたしと岬サマと共に、朝食と夕食を食べる事が日課となっていた。




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