「あたし以外の誘惑には、もう二度と乗らないで」
何度でも何度でも
哲が誓ってくれる度に、あたしはきっと信じられるから。
哲を、許せるから。
哲の本気の愛は、あたしにしかない事を分かってるから――――……
「なんだ、そんな事? ってか、超普通の事じゃん」
付き合い始めた日と同じ台詞を言った哲に、あたしは口付ける。
真っ暗な教室でほのかな灯りを浴びながら、その日、何度もキスをした。
永遠の愛でも誓うように――――……
「破ったら、殺す」
ホワイトデー、そんな怖いくらいの愛情に、哲は嬉しそうにへらっと笑った。
END



