恋のコトバ【短編×Ⅱ】



「あたし以外の誘惑には、もう二度と乗らないで」



何度でも何度でも

哲が誓ってくれる度に、あたしはきっと信じられるから。

哲を、許せるから。


哲の本気の愛は、あたしにしかない事を分かってるから――――……


「なんだ、そんな事? ってか、超普通の事じゃん」


付き合い始めた日と同じ台詞を言った哲に、あたしは口付ける。

真っ暗な教室でほのかな灯りを浴びながら、その日、何度もキスをした。


永遠の愛でも誓うように――――……


「破ったら、殺す」


ホワイトデー、そんな怖いくらいの愛情に、哲は嬉しそうにへらっと笑った。



END