特に興味もなかったんだけど……
何気なく、廊下をすれ違った時、突然哲に話しかけられた。
『うわ! キミ何年? ってかぶっちゃけ超タイプ』
『……』
『あれ、無視? まーいいや、俺ね、3年の遠藤哲郎』
『あー……あの有名人ですか』
『え、知ってるの?! ってか、有名人って、俺そんなに有名?』
『はい。女に見境なくて、モテるのをいい事にとっかえひっかえしてるって噂の遠藤哲夫』
『はは、ひでぇ噂。……ってか、哲夫じゃなくて哲郎なんだけど。その微妙な間違い方、傷付くんだけど』
『……』
勝手に傷つけって思いながら、あたしは哲に背中を向けた。
採点。
顔 75点
スタイル 80点
声 80点
性格 10点
総合評価 5点
男は性格だ。
男兄弟の中で育ったあたしは、その事を誰よりもよく分かってる。……つもり。



