………………以上をもって、この話は終了とする。
最終戦がなんともつまらない結果になってしまったね。
これなら初戦の方がよっぽど楽しめた。
いやいや、決勝戦に向けてどんどん盛り上がるなんて、マンガやドラマの世界だけなのかもね。
……そんなのこともないか。
とにかく、これで終わりだ。
準備も、
仕掛けも、
運営も、
後片付けも、
隠蔽も、
いちいち、やたらと時間と金のかかるゲーム。
今回は、ここまで。
え?
もしもの為に、勝ち抜く方法を知りたい?
んー…………。
まぁ、いいか。
実は、このゲームには必勝法が存在する。
簡単に言うと『負けなければいい』。
いや、違うよ。
これは、当たり前のことを言ってるんじゃない。
そもそも誰が、勝敗を判定しているのか。
ゲームはプレイヤーが自由に決めていい。
ルールだってそうだ。
そんな中、何がどうやって勝敗を決めているのか。
そこを考えれば、
【勝った者が勝ち】
【負けた者が負け】
というのも、おかしな話ではないだろう?
……いやいや。
『ちゃんとした』判定システムなんて絶対に作らないよ。
人の命を扱うんだ。
あやふやな方が面白いに決まってるじゃないか。