🖤♠️♣️◆🖤♠️♣️◆🖤♠️♣️◆🖤♠️♣️◆








「うわ!!?」


予測以上の破裂音に、回避行動をとった。



そして、そのまま椅子ごと床に倒れる。





自分が仕掛けたとは言え、不意に爆発されると心臓に悪い。



「・・・・・。」





床で強打した体をさすりながら、起き上がる。









おそらく、成功。






扉を開けると、カードが破れるように隙間に詰め込み、
爆発の威力で開いた扉と壁に挟まれる。






結果は、壁に流れ散る血痕で明らかだった。


扉と壁の間を覗く気にはなれない。







ぺちゃんこ。






「うぅ」


結果は分かっていたことだが、少し想像してしまって震える。




金属が擦れ、鍵の開く音がした。


次の部屋。



あと、2回で終わる。

時間があれば、今回のような罠が仕掛けられたのだが、


さすがに、待ち時間が長すぎた。




ただ、負ける気はない。
















ーーーーーーーー久々原 遥・死亡
            死因『準備のしすぎ』