「か〜な〜めく〜んっ!」 ある昼休み、廊下のど真ん中で呼ばれた。 「あ、阿部麻里亜だ」 「これからお昼だよね?」 俺の手には、さっき買ったばかりのパン二つ。 「そうだな」 「Qさまと食べたりするの?」 「大体はそう」 あとは昼休みまでに食べることもあるしな。 すぐ腹へるし。 「今日は?」 「Q専用の部屋があるんだよ。そこで食べる」 「じゃ、それまで話してようか」