「明日は来れるのか?」

『明日は行けるわ。仕事は午前中だし。』

「…無理しなくていいぞ。俺は大丈夫だから。」

『…そうね。でも行くわ。』

「そうか。」

『じゃあね。』

「おやすみ。」

来なくていいなんて思っていないのに、そんな事を言った僕を登喜子は分かってるらしく、クスッと笑っていた。

少し落ち着いた。

さっきから始めた点滴でモルヒネが効いたようで混沌とした眠りに誘われていく。

今夜は眠れそうだ。

体の痛みが弱い。