いつか、いつかこいつの本性を…!!


「おい」

「まずは、どっきりとかかな…ぶつぶつ」

「おいって」

「あたしが仕掛け人なら、きっと悪魔なところをばっちり撮れる筈…ぶつぶつ」



どかっとあたしの背中に壱流の足がめり込む。いや、ちょっと、待て、いくら壱流でもか弱い女の子に足蹴りだなんて…。


「もう一発やられたいか」

「壱流の鬼ぃぃぃいいぃ!!」



楽屋の隅でめそめそといじけても構ってくれず、数分で席に戻る。




「突っ込んでくれないと、あたし、いつまでもいじけてなきゃいけないじゃないですか!!ねえ、壱流さん!!」

「いじけてろ」



誰かこいつに天罰を!!