君を守りたい


「…ちゃんと、言ってくるよ。
寿也にも言われたの。もう離すなって…。だからあたし…」

「はい。頑張ってください。」


晴人が再び見せた笑顔。それにつられ、頷きながらあたしも笑みを零した。

そして、ようやく着いた部室。
中にはすでに何人か来ていて、もう着替えてるヤツもいる。ちらっと見渡してみたけど、まだ寿也は来ていないようだ。

まぁとりあえず、自分のロッカーにカバンを投げ入れ、すぐにドリンクづくりを始めた。人数分のドリンクボトルに粉と水を入れ、軽く攪拌する。でも今すぐに飲む訳じゃないので、部室内に設置されている小さな冷蔵庫にソレを納めた。

気がつけば、ジャージに着替えずいつも以上のペースで仕事をしているあたしを不思議そうに見ているような視線を時折感じるけれど。今はそんなことに構ってるような時間も惜しいので、さっさと仕事を終わらせることにした。