『あたし今日、凌葉のテニス部の三年に呼ばれて、会ってきたんだ。』
「え?大丈夫だったんスか!?」
信じられないようなことをサラリと言いのける陽路先輩と、焦る俺。
一人で会いに行くなんて…。
この場合、誰だって焦る。
『うん、大丈夫。誤解も解けた。それに、凌葉に戻ってこないかって言われたのよ。モチ、すぐ断ったけど。』
「そうッスか。よかったッスね!……って、いいんスか?凌葉に戻らなくて…」
結構、爆弾発言な気もしないでもないけど、それは置いといて。
だって、それよりも。
凌葉には阿久津先輩がいるじゃねーか。
そのほかにも渡部さんとか、陽路先輩が守り続けた後輩達がいるだろ?
向こうに、戻りたいんじゃねーのか?

