君を守りたい


『じゃあ、場所と時間は?』

「えっと…。第二公園に午後二時でいいッスか?」


第二公園。
俺と陽路先輩の関係が始まった場所。何となく、そこで終わらせようと思った。


『うん、OKだよ。…ってかさ、寿也。何かあった?』

「え…」


突然の質問に、思わず言葉が詰まる。
でも何て言えばいいかわかんねーし、言えるようなことじゃない。
鋭い陽路先輩は、やっぱりすごい。


「何もないッスよ?ってか陽路先輩こそ、何かあったんじゃないッスか?」


ただ、俺のことから話題を逸らしたかっただけ。それだけのため、別に深い意味のない質問だった。でも陽路先輩は電話の向こうで、ふふっと小さく笑った。