二人はここで、勉強でもしていたのだろうか?二人の前には、中身が三分の1ほどしか残っていないコーヒーカップと、参考書的なものが置いてある。
そんなもん読んでたら、俺なら確実に寝てしまうだろうな。
俺が席に着くと、まもなくすぐにやってきた店員。アイスコーヒーを頼むと、これまたすぐに運ばれてきた。
ガムシロップとミルクを大量に入れ始めた俺を見て、沢柳先輩がようやく口を開く。
「寿也。俺としては回りくどいことをしたくないのでな。すぐに本題に入っていいか?」
「……いいっすよ。俺、そのために来たんスから。」
わざわざ俺を呼びだしてまでする話。
まぁ、だいたい見当はつくけど。
ミルクティーみたいな色をしたアイスコーヒーを見ながら、二人の声に耳を傾けた。

