前の一点に視線を定め、真剣な表情を浮かべる雅樹。……ねぇ、ホントにあんたは、何を考えてるかイマイチわからない。
「昨日、大崎先輩が誰とどんな会話を交わしたかなんて知らないですけど、また自分が情けないとか、そんなことを思ってたんじゃないですか?最悪・最低…、そんな言葉を自分に並べて、自分を責めてたんじゃないですか?」
あたしに問いかけるように答えられた言葉は、確かに的をえていた。でもそれは事実でしょ?こんな状況になったこと、自分を責めずして誰を責める?
「…それの、何が悪いの?」
三年前だってそうだった。
あたしが悪い。
あたしが悪いから怪我人も出た。
あたしが優柔不断だから、たくさんの人を傷つけた。
全部、あたしが引き起こしたようなものだった。

