君を守りたい


このまま秋田先輩を見続けることはあまりにも酷だったので、まだ残っていた朝食をムリヤリ口にかき込み、水分で流し込む。

そして視線を泳がせていると、村田君と木原が席を立ち、大広間から出て行く姿を捉えた。


「村田君と木原…?」


でも別に、気にすることじゃない。
ただ、早めに朝食を切り上げた2人が出ていっただけ。それだけのはずなのに、ちょっとだけ気になってしまったのも事実で。


「おい、慈朗?」

「……ん。何でもない〜。」


俺の態度に、不審に思ったのであろう渡部が、そう問いかけてくれたけど、ホントに何でもない。

何か引っかかる感じがするけれど、それは俺が勝手に気になってるだけだ。みんなに尋ねてみることでもないと判断した。