君を守りたい


「あ、美香先輩!先輩もドリンク作りですかぁ?」


仕事場へ着くと、相変わらず元気な愛加と微妙にキョドる桃がいて。あたしがうなずくと、愛加が何か思い出したように後ろの桃に問いかけた。


「桃!美香先輩って、確か同じグループだよ!聞くチャンスじゃん。」

「え、でも、愛加ちゃん…。」

「もー!ウジウジするなっ。」


愛加に手を引かれ、あたしの真ん前まで出てきた桃。あたしに何か聞きたいみたいだけど、そのキョドリがムカつくから、早くしてほしい。


「あ、あの!涼夜君、練習、大丈夫そうですか…?」


……涼夜君って、藍前のことだよね?
そんなこと、あたしが知るかっての。