君を守りたい


中に入ると、部屋は狭くも広くもなくて。奥の方に、二段ベッドが左右に対面するように置かれており、所々にイスが設置されていた。


「あたしは宮本愛加です。マネ始めたばっかなんでわかんないことだらけですけど、よろしくお願いします。」


ニコッと笑いながらそう言った子に、あたしは軽くうなずく。クリッとした目とえくぼがあり、少し幼く見えるけど可愛い。

…――うん、きっと大丈夫。
この二人ならそんな悪い子には見えない。


「っていうか陽路〜。食事の準備もマネが手伝うってマジぃ?」


壁際に置いてあるイスに腰掛け、昼食のおにぎりを食べようとすると、左側の二段ベッドの下に座っていた美香があたしに話しかけてくる。

っていうか、そんなのあたしも知らない。