君を守りたい


「二泊三日、海星の顧問は不在ですが、部員共々よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします!」


晴人を中心にそのように言葉を交わし、深々と礼をする。


「あぁ。こちらこそ頼むぞ。」


柊先生が昔同様あまり感情を表に出さずにそう言い、部員一人一人に目線を走らせた。そして、後ろの方に立つあたしとバッチリ視線が絡む。

今は、中等部兼高等部のテニス部の監督を掛け持ちしてるらしい柊先生。かなり大変だろうな…。


「お久しぶりです。」


恐る恐るそう言うと、先生は大きくうなずいてくれた。先生と話すべきだ、不意にそう思ったあたしは、あたしに視線を向ける海星の部員たちに「ちょっと先生と話すね。」と言い、少し離れてもらうことにした。