君を守りたい


みんなが部室に集まると、練習が急遽ミーティングに変わって。もちろん話す内容は、あたしのことに決まってる。

あたしがさっき3人に話したことを、今度は礼二の口から後輩たちに話すと、みんな信じられないとでもいうような表情を浮かべていた。

――でも、どう?
ここには証拠なんてない。あたしの証言が、涙がすべて。それこそが事実。たとえそれが、嘘に固められた事実だとしても、ね。

それなのに反論する陽路がいないんだから、みんなはコレをどう受け止めるのかしら?あたしはなんだか、すごく愉快な気持ちだわ。


「お前ら、いい加減にわかっただろ。大崎はそういうことを…、人を平気で傷つけたりできる奴だったんだよ。」


紀彦が諭すように言う声が、静まっていた室内に響いた。