とりあえず俺の車を呼び、俺と慈朗が付き添って病院に連れて行くことにした。陽路先輩は絶対自分じゃ病院に行かない気がするからな。コレだから強がりは困る。
ほかの奴らもついてきたがってたが、病院はそんな多数で行くところじゃねぇし、ちゃんと連絡するから、と言って諦めさせた。
陽路先輩は車を降りるのも、歩くのも1人じゃキツそうにみえて、見ているこっちの方がつらくなる。
もちろん彼女が弱音をはいているわけじゃない。俺たちに心配かけないように、なのか知らねえが、ずっとずっと笑みを絶やさないようにしていて。
だけどそれが余計に、見ていてツラくなるんだ。無理に笑う姿が、悲しくて虚しい。きっと慈朗も同じように、そう思っているはずだ。

