君を守りたい


「大崎、遅かったな。今日はダブルスで打ち合いしてぇんだけど、11人だから1人足りないんだよね。だから俺の相方になれよ。」


11人なのはいつものことじゃねぇか。それなのに何で今日、ダブルス組んでやるんだよ?
いつもみたいにシングルスとダブルス、バラバラでやればいいじゃねぇか。

そう思った俺は、礼二先輩に向けて口を開いた。


「礼二先輩、そんなことせずに、いつも通りにやりませんか?」

「うるせぇな。渡部は黙ってろ。俺が部長、俺がルールだ。」


今まで見たことのないような冷たい目が俺に突き刺さる。部内に先輩後輩の上下関係があるのは当然で、あって然るべきだと思うけれど。おかしいと思うことを批判して、何がわりぃんだ。

あまりにも勝手すぎる言葉に、俺も負けじと睨み返した。