君を守りたい


そしてあたしは結局、ぽつりぽつりと朝の出来事も慈朗に話してしまっていた。

その間、慈朗は黙ってあたしの話を聞いてくれて。あたしを安心させるかのように、時折頭を撫でてくれて。

あたしが話し終わると、ゆっくりと口を開いた。


「俺たちがいるし。陽路ちゃんは陽路ちゃんらしく、堂々としてればいーじゃん。後輩だからって遠慮しないでいいんだよ。いつでも頼って欲しい!」

「うん…。ありがとー…」


ありがとう、それしか言えないあたしを、慈朗はまた強くかつ優しく抱きしめてくれた。

あたしは1人じゃない。

そう思えることが、今は何よりも心強い。