処置をしてもらっている最中、窓から見上げた空。あたしの気分とは正反対の、晴れ晴れとした空がどこまでも広がっている。
処置を終えて保健室を出たあたしは、なんだか教室に戻る気分にもなれず、黙って屋上に向かった。
階段を上り重たいドアを開けると、響いた金属が擦れる特有の音。そして広がった視界の先、そこには気持ちのよい日の光が降り注いでいた。
大きく深呼吸すると、さっきの一連の出来事が鮮やかに思い出され、なんだか心折れる気分になる。
あたし、こんなことで挫けるほど弱くなんてなかったはずなのに…
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