君を守りたい


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「ん……。」


ゆっくりと、真っ暗な視界に光が射しこむ。徐々にハッキリしてくる意識に、ぼんやりと、数人の人影が認識できた。


「陽路ちゃ〜ん!」


その声と同時に、あたしに覆い被さるように慈朗が抱きついてきて…。彼の、柔らかい髪の毛があたしの頬をかすめる。
その存在を確かめるように、あたしはそっと彼の頭に触れた。


「はぁ…。心配かけさせやがって…。」


未だ朦朧としている意識の中、慈朗の後ろから聞こえた声。ゆっくりと目線を移せば、何とも言えない表情の圭があたしを見下ろしている。

そしてさらに、圭の後ろには侑希と聡と学もいて。何故かここに、あたしの傍に、二年生全員が集まっていた。