君を守りたい


「…今度は、何をたくらんでんの?」


あたしが尋ねても、美香はただ笑うだけ。そしてできあがったドリンクをあたしに差し出した。


「はい。陽路が持って行ってね。」


美香の考えがつかめないまま、あたしはボトルを受け取る。あたしがボトルを手にした途端、美香はニヤリと口角をつり上げた。


「え…?」


刹那、あたしが何を思う暇もなく、美香は自分が持っていたボトルの中身を自分の体へとかける。まさに、突然の行動。

――そして。


「いやぁぁあぁぁ!!」


直後に響いた美香の悲鳴と、あたしの足下に転がった空のボトルによって、あたしはすべてを理解した。