別に怒ってなんかない。
ただいらついてるだけ。
ってか、美香の目的がわからないのが一番ムカつく。
「あんた、いったい何をしたいわけ?あたしの何が気にいらない?」
あたしに背を向け、更衣室を出ようとしていた美香にあたしは問いかけた。
ゆっくりと振り向いた美香は、不敵に口角を吊り上げていて。
「美香は、一番じゃなきゃダメなのぉ。」
「は?」
相変わらずな語尾の伸ばし具合に、一層嫌悪感が増した。
っていうか、一番じゃなきゃダメだなんて、それこそ意味がわからない。それとこの行動に、関連性なんてないでしょう?
訳のわかっていないあたしを嘲るように、さらに美香は口角をつりあげた。

