摂食障害~ダイエットに潜む小さな罠~




そんな私に周りの反応は、自分が求めるそれとは違って、全然薄くて……。



「どうしたらいいんだろうね?」



そう首を傾げる親と



「大丈夫?」



そう声をかけるだけのリュウジ。



自分だったら……例えば親友がそんな風に告白して来たとしたら、きっと必死になって本やネットで摂食障害について調べて相談に乗るだろう。



そんな風に思っていた。



だけど……誰も一歩踏み込んで、私の病気について触れようとはしてくれなかった。



そんな現実が、更に自分を自棄にさせる。



自分が思った分、相手が返してくれて当たり前、なんて。



そんな事ある筈ないのに……。