食べたいのか、痩せたいのか……両方が手に入らないジレンマ。
それでも、リバウンドだけは許されなかった。
それは……無駄な完璧主義。
ダイエット部の他のメンバーが誘惑に負けて食べ、リバウンドしている中、私の食事報告は優秀だった。
そんな風に痩せたい、そう言われる事が嬉しくて……止まらなくなる。
体重は更に下降していき、絶食していた時にも見たことの無い数値を叩き出して。
自分を満足させる為だけに、オークションで5号の服を買った。
9号のドレスがキツかった私。その私が今、5号の服を着れている。
それなのに……どうしてまだこの足は太いんだろう?



