時間が経ち、今は雅一のとこがライブをやっている。 どうやらここには、奴目当てのファンもいるみたいだ。 六組目までガーガー寝てたくせにバッチリ起きた礼治も加わり 今、四人で奴のバンドの音を聴いている。 さっきのリハの声は嘘のよう。 ありえないくらい、妖艶さが増しているんだ。 リハの声が全てだと思ってた。 しかし それは俺の間違いだったらしい。 磨きの掛かった妖艶さに加え、歌ってる時の表情 色っぽくて、ゾクっとした。 ムカッ腹立ってた筈なのに奴の歌声が俺を狂わす。 すっげえ…。