玲奈と話を終えると、足元の小さな花が小さく揺れていた。 僕は、永輝さんと違う。 今だって、はっきりと玲奈を突き放した。 曖昧な態度の永輝さんとは違うんだ。 『永輝さん、死んだんだよ』 『永輝が、あたしに会いに来るわけないのに』 頭の中で重なるユウヤさんと柚羽さんの声。 柚羽さんに、きちんと話そう。 永輝さんがかんなさんと結婚する予定だったことを。 そして。 永輝さんがもう、この世に存在していないことを。