「霧恵さんは?」


怜斗が校門に行くと満咲が壁に寄りかかりながら立っていた


「今日は一人で帰るってよ」


「そうなんだ
ねえ怜、帰りに公園寄ってこうよ」


「あぁ」


断る理由も無いので頷く怜斗


それを見た満咲は嬉しそうで悲しそうな、複雑な微笑みを向けた