「あーウケた……。俺最初不安だったけど、1-3でマジ良かった!」
「てか、やっちゃうべきじゃね?」
満面の笑顔を見せた湊磨に忍がニヤリと笑って、あたしも便乗する。
「やっちゃいますか~っ!」
「何を?」
首を傾げる湊磨に笑顔を向けたのは大聖だった。
「湊磨の歓迎会!」
大聖がそう言ったのと同時に「マジで!?」と驚いた様子の湊磨。
「そんなんやってくれんの? 普通に嬉しいんだけど!」
「んじゃ決まりね! 湊磨は放課後空いてる?」
「空いてる! 超空いてる!」
「クラスの奴らにも声かけるわ」
忍が携帯を開いて、メールを打ち始めた。
さすが鬼店長だったクラス委員長! 相変わらずクラスを統一してますね!
「透。行くなら昴に言っておかないと」
「あ、そっか! あとで電話しとく!」
でもそれを言うなら、奈々もじゃない?と言おうとすると、湊磨が先に口を開く。
「透は彼氏いるんだなー」
「透も奈々も2年と付き合ってんだよ。透は4ヶ月くらい? 奈々は割と最近だよなー」
あたしの代わりに大聖が答えると、湊磨は目を輝かせた。
「いいなーっ! 彼氏と彼女! 俺今彼女いねぇからなー。大聖と忍は?」
「大聖はちゃっかりイヴに3年と付き合った。俺を差し置いて。有り得なくね?」
「いいじゃん。俺と仲間~っ!」
「そんな仲間ご免だわアホが!」
湊磨と忍はあーだこーだ言い合って、あたしたちはそれを見て笑っていた。
湊磨、明るいしいい奴だなー。
これからは大聖と忍と行動しそう!



