掻き鳴らせ、焦燥。〜春風に舞う〜






僕の耳に本鈴がこだましても、ずっとそこで空に吸い込まれていった龍を眺めていた。







『春はこれからだ』


なんて、クサイフレーズが
ふと、あの二人の顔と一緒によぎって、そして優しく消えた。








【End…… and Start】