掻き鳴らせ、焦燥。〜春風に舞う〜



あっという間に過ぎ去った。

音の波にのまれた。

指の先がビリビリする。







きっと、脳天からカミナリが落ちたら、こんな風になるんじゃないだろうか?


ありきたりの台詞しか出てこないなんて……悔しいっ!!!

ああー、もうっ!!






コトバが出ない自分に腹が立つぐらい伝えきれない何かを、僕の身体と脳みそは処理しきれずにいた。