ニコニコの笑顔を絶やさず、人なつっこく話しかけるおじさんにくっついてBスタの前まで来ると、扉についた小窓を覗いてコンコンとノックした。 おそらく、そんな音、聞こえるはずもないだろう。 そのまま、ガチャリと重たい扉を開くと、それまで漏れていた音とは比べものにならない重たい爆音が鼓膜に直接響いた。 それに気付いた二人が音を止める。