夜、あたしは勇気を出して、満の部屋のドアを叩いた。
トントン
「満、あたし。
入っていい?」
「え!?」
ガチャガチャドンバンガンっ!!!
数十秒、大きな物音が続いた後、「い、いいぞ。」と満が返事をした。
中に入ると、満が息を切らして座っていた。
12畳ほどのフローリング。全体的に黒で統一されていて、奥の方に大きなテレビが置いてあった。
その横にはステレオやらゲーム機やら、見たこともない機械がいっぱいあった。
フワフワのカーペットの上には、ガラス製のテーブルが置いてある。
本棚には、ゲームソフトとDVDと漫画が沢山並べられていた。
「意外と綺麗じゃん。」
「ま、まあな。」
満はソワソワして落ち着かない様子だった。
「何、エッチな本でも隠してたの?」
「バ、バカ!!そんなわけないだろ!!」
……怪しい。
目を細めて見つめると、満は逃げるように話題をそらした。
「それよりお前、何の用だよ。」
用事を聞かれると、今度はこちらがモジモジしてしまった。
「じ、実はね、折り入って、頼みごとがあるんだけど……」



