瞬君のあのエッチさは、誰に似たんだか。


今からあんなにエッチだったら、先が思いやられるよ……




平日は学校に行くことになったから、朝から掃除とか仕事はしなくて良くなったんだけど、

朝の時間は唯一、優貴さんと二人きりになれる時間だから、制服姿のまま朝食の準備をしている。


まあ、メイドだから、ご主人様より早く起きて、用意するのは当たり前のことなんだけど。



「今日は朝から騒がしかったね。」

優貴さんは、いつものブラックコーヒーを飲みながら言った。


「あっ!す、すみません!起してしまいましたか?」


「いや、起きてたから大丈夫だよ。朝から元気だなぁと思って。」


「もう、お恥ずかしいですっ!」


真っ赤になった顔を、両手で覆った。


優貴さんは笑いながら、


「いやいや、恥ずかしがることないよ。

僕は皐月ちゃんにいつも元気を貰っているんだ。
皐月ちゃんが来て、家が明るくなったよ。感謝してるんだ。」

と、背中がむず痒くなるような言葉を、爽やかな顔で、おくびにも出さず言った。


「そんなっ!こ、光栄です。」


更に真っ赤になってしまうあたし。


キャア、恥ずかしいっ!


そんなあたしを、優しい笑顔で包み込んでくれる優貴さん。


やっぱり素敵。