ご主人様はイケメン三兄弟!?

ー教室ー



「はい、皆おはよう。

それじゃあ、ホームルームを始めるぞ。
えー、今日から新しく皆の仲間になる子を紹介する。

入ってきていいぞ。」


ザワザワと教室内が騒ぎ出したのが分かった。


担任の先生に手招きされて、あたしは緊張しながらおずおずと教室に入った。



「鐘梨皐月です。宜しくお願いしますっ!」



お辞儀をし、周りを見渡すと、めんどくさそうに頬杖をついて、こちらを見てる図々しい奴がいた。



満だ!!!



「げっ!同じクラス!」



「鐘梨の席はぁ、どこがいいかなぁ。」


担任の先生が空いている席を探し始めた。




「おい、お前はここだよ。」

満が、自分の席の隣を指差した。