ご主人様はイケメン三兄弟!?

三人が慌てるように出て行くと、部屋は驚く程静かになった。



体中から込み上げてきていた怒りも、瞬君にごめんねと言われて、スっと綺麗になくなってしまった。



そして、後ろを見ると、今度はお婆さんの肩が震えていた。


それを見た途端、体中からサーっと血の気が引いていくのを感じた。




「あ、あぁ、えっと……」



お婆さんの身体全体が震えだした。


ヤバイと思った瞬間、




「バッカもーーーーーーーーーんっっっ!!!!!!!!」



広い屋敷中に響きわたるような声だった。